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イケメン大好きオタクの感想文

【ニルアド】ラブコメ×激重事件!鵜飼昌吾√感想

ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑奇譚

プロローグ見た感じ、第一印象は最悪。でも、ここまでひねくれた奴だと、オタクはこう思うわけです。絶対にツンデレ枠だ!!!実際予想は当たっていましたね。

全体として、ブコメ調な恋愛と、首相の息子ならではの激重事件の温度差で風邪ひきそうなストーリーでした!!!特にラストは心臓止まるかと思いましたもん。

                                    

以下、ネタバレ感想です。

筆者はツンデレが性癖ではなく、かなり面白がっていますので、「昌吾が一番良い男だしキュンキュンするに決まってんだろ!!!ネタ枠扱いとかふざけんな!」と思う人は見ない方がいいです。大丈夫そうな方は続きをどうぞ。

 

恋愛面:超王道ツンデレ!!!情けなくて笑ってしまう

恋愛面は割と単純な√でしたね。

挨拶を返してくれた日から急スロットルで距離縮まって流石におもしろい!

「誰がお前なんかと!!」

「どうしてもと言うなら(略)喋ってやらないこともない!」

アッハッハッハッハ!!!!やーーっぱり昌吾はツンデレ枠!!!!とゲラゲラ笑ってしまいました。脱衣所バッタリ事件も含めて、結構ラブコメなルートかもしれない!!と期待値が高まりましたね。

 

舞踏会からは主人公の感情も急に変わってきました。

ドレス姿を見て「べ、別に全然似合ってはいないが!まぁ側に立つことは許してやってもいい!」、またもテンプレツンデレ台詞きて大笑い。

ドレスは置いといて、舞踏会中ですね。少しずつ距離が縮まったところで「こいつは許嫁なんかじゃない」と昌吾にハッキリ言われて傷ついた主人公、それはもう恋ですよ。

そして、気まずかった舞踏会後、またツンデレに名前呼び強制になるのもワロタ。ブコメ→照れ隠しと嫉妬で険悪ムード→ラブコメの寒暖差、サウナですか?やめてください、面白いので。名前で呼べって言ってんのに「特別に許可してやる」って言い出すのも今までの乙女ゲで何人か見てきたよ、

ほんまにこの日からガンガン進むねえ。こういうタイプのツンデレキャラに夢思考を発揮できない私ですが、壁としてニッコニコですよ。

そして、料理。昌吾が以前飲食店で迷ってやめたビーフシチューを作ってあげるなんて、恋を超えて愛!気になる子が自分のために料理作ってくれて激照れする昌吾もかわいすぎ。主人公が人のために作る料理の「初めて」が自分のためで大喜びするところも、好きな子のこといっぱい知りたくて質問するところも、なんだか中学生の初恋みたいで甘酸っぱいなあ~!彼、大学生ですけれどもね。

なんか、ほんとにさぁ、恋愛面がガキだよ、昌吾。

 

さあ、この後大事件ですよね。そう、尾鷲さんからの求婚。まあね……華族だったらこういうことは普通にあり得るわけです。昌吾に恋をしていなければ嫌々ながらも承諾していた可能性はありますよ、ヒタキと久世家のために。それはそうと、昌吾!!!!流石に嫌味を言い過ぎだよ!久世は結婚断ってんじゃん。なのにネチネチネチネチうるさいよ。そんなこと言ってないで、ここで告白すべきだよ!!「尾鷲なんかと結婚するな!」って言えば済む話じゃん!!雉子谷いるけど!!!と暴れました。はあ、もう、本当に情けない男だよ、昌吾。

 

さて、早いですがもうハピエンについて語らせてください。

あの事件のあと、真剣な過去の話の途中で急に赤面して告白に入るの、あまりにも急カーブすぎました。「お前が全部悪いんだ!」の声色から急に場面の質感変わってきましたよね!?!?

サロンに出入りしてたのは主人公のため、という真実に思わず特大拍手!!!好きな人のために危険を冒すのは、愛だよ。翡翠√の主人公と同じことをしていて、なんだか感慨深いです。

まあこうしてようやく両思いが確定したわけですが、この流れでCERO:Dのシーンに突入してしまい、おーーーーーーいバカ!!!!薬でダメージ受けてるんだから安静にして!!!そして華族階級ならまずは求婚しろ!!!!!!!!先にすべきはソレじゃないんだよ~~~~!!!!!!!と大暴れする羽目になりました、でもCVきむりょの「もっと触れさせてくれ……頼む。」ボイスはずるいよ。そのせいで承諾しちゃうよ。

「……夜は、何時までだと思う」「カーテンを閉めていれば…夜なんじゃないかな」これ、お洒落すぎましたね。弱っているはずの状態で二回戦できる昌吾、かなり体力あります。

 

ツンデレだったし、アクセルの踏み方が激しすぎるし、愉快な恋愛模様でしたね。付き合ってからも「デートに行こうなんて恥ずかしくて言えるか!!!」と言っているあたり、生涯ずーーっとツンデレ旦那でいる気がします。楽しいストーリー、御馳走様でした。

 

おまけ 例の事件について

終盤の展開熱すぎましたね。

両思いになり、実家訪問してめでたし…という流れで突如目に飛び込んできたのは、雉子谷―――――!?!?!?♡♡♡拳銃を持つ姿に大興奮!!!ずっと優しく従順な使用人だった男の突然の裏切り、そして軟弱そうな男が拳銃を持つギャップ。全部美味しい。ありがとう世界。

 

笹乞が昌吾に処女作を褒めてもらえたことに対してちょっと喜びを滲ませているの、とても切なかったです。もっと早い時期に昌吾と笹乞が直接出会っていれば、笹乞が危ない道に進むこともなかったかもしれない……と思いましたが、そんなことはないですね。「大衆がボクの物語を読みたがる」ことに愉悦を感じていますからね。はあ、どうにかして救われてくれ。隠しルートで笹乞を救えませんか?

 

以上、鵜飼昌吾√の感想でした。

前回書いた翡翠√の感想に比べると、全体的にサラっと読めるラブコメ色が強い√だったので、感想文もテイストが変わってしまいましたね。この作品、√によって物語の作風が違うじゃないかとワクワクしてきました。

 

ちなみに筆者は現時点で翡翠の方が好みです。自己の抑圧から生み出される矛盾ばかりの行動に葛藤を感じて萌えるし、美少年顔で意外と強引なギャップもすき。

st-anda.hatenablog.com

 

さて、恋に慣れていない純情少年を二人攻略したので、次は女慣れしてそうな紫鶴先生を攻略したいです。