忍び、恋うつつ 雪月花恋絵巻
次期将軍、その付き人、よくわからん留年先輩、友達の弟でにこやかな後輩…。
この選択肢から相棒を選べって言われたら、友達の弟一択じゃんね!!!!
その次は、、、知らない人だから迷惑かけてもいいよねってことで留年先輩!!!
こうして忍恋のダメ男属性のお二人を攻略したので、感想を書いていきます。
以下、ネタバレ有りの感想です。
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★霧隠忠人くん
「自立」がテーマの√だと思いました。恋愛云々より、兄弟を見守る母の気持ちになってしまいました(概念としての母です。霧隠母ではありません。)。私が守ってあげたい系男子にあんまりときめかない体質だから、きゅんきゅんした√でありませんでしたが、人としての成長に心打たれました!!
落ちこぼれで人を頼る立場だった忠人くんが、生まれて初めて頼られたことをきっかけに、一人の忍者として&男として逞しくなっていく様子、アツいですね(これ乙女ゲーの感想か?)!
恋愛面ではよかったところは、時々くるちょっとだけ低音なボイスかな!終盤の「はいかえで♡あ〜んして♡」というチャーミングなボイスから一転、「かえでの言う熱いが分からないや」の少しトーンダウンしたボイス、ギャップがあるわけではないのに男らしさほんのり増してて最高。江口さんありがとう。
忠人くんは付き合ってからのほうが期待できそうですね!思ってることを全部口に出しちゃう系は伸びしろがある。他の乙女ゲームでも、本編ではあんまり刺さらなかったけどFDで株が爆上がりしたキャラがいたので、忠人くんも甘蜜に期待。
前向きな感想はこんな感じなのですが、なんか、忠人くん√、しんどいことばかり考えてしまうんですよね。
◎過保護DVしんど
花吹雪恋絵巻の時点で過保護だった蔵人。忠人√を読むことでその過保護っぷりが最早依存であることを読み取れましたね。両親が殺されてしまい、兄弟二人きりで生きている蔵人にとって、忠人は唯一の家族。最初は責任感から忠人を守っていたのかもしれませんが、忍恋本編の時点ではもはや世話依存になっています。徐々に自立心が芽生えた忠人に向かって「忠人は俺に守られてればいいんだ!」と毒親みたいなセリフを言う場面には胸が締め付けられました。
ノマエンでも、忠人の前線部隊入りを受け入れられず、忠人に「早く弟離れして」と言われてしまいましたね。誰でも自分の身内が命の危険にさらされるのは嫌だろうけど、そもそも忍びの道を志している時点で、命に危険があるのは当たり前のこと。弟の成長を応援していたようでしきれていないという、保護者としての不完全さが見えてしまって辛い。
蔵人、何でもできちゃう天才だけど、庇護対象の弟が自分から離れていくことを受け入れられないんだ〜!!!そういう精神的に未熟なところ、まだまだ10代らしい不安定さがあってかわいいね〜♡(歪んだ感想)
◎当て馬しんど
「忠人に奪われ、その忠人も失うのか……」
辛ぇ〜〜〜〜〜〜〜、、、、。
弟も好きな子も自分の手から離れるのはそりゃ辛すぎて気が狂うよ。あの状況で強引に迫るのは本当に良くないし、口づけたところで幻術が消えることはないから、かえでに愛されてないという事実で余計に辛くなるだけだと思うよ。倫理的な意味でも蔵人の精神を守る意味でも、忠人が止めてくれて良かった。
しんどかったからこそ、ノーマルENDと言う名の蔵人ENDはとても良かった(良かったかな…?)。一度はきっぱり振られてしまった蔵人が、恋人ではないとはいえ、かえでの支えという立場にはなれてるから。あのあとかえでちゃんは蔵人と結婚するのか…どうなんでしょう…。そばにいてくれるのは蔵人なんだから、蔵人と結婚すればいいと思います。「お前の夢ごと、お前を守ってやる」この雪月花の名言をここにもってくるのもしんどい。
◎ノマエンしんど
ノーマルエンドについてはさっき言及したけど、今回はノマエンしんどいポイント。忠人も蔵人も自分の欠点を直しきれなかったENDでしたね。
蔵人の過保護もそうだけど、忠人がしんどい。
忠人くんはかえでに何も告げずに前線部隊入りって、、、バカヤロ〜!!!素直に思いを伝えるのが大事って、この間の経験から学ばなかったの!??命の危険がある部隊とはいえ、勇士隊に入れたのは名誉って自分でも言ってたじゃん!!!嬉しそうに報告してよ!!!幕府のために命賭けて戦うんだろ!??そんな素晴らしい仕事についたのになんで言ってくれないの!?!一緒にいられなくても同じ勇士隊で頑張ってると思えば心強いんだからさ……素直に報告してよね!!!!!!
以上、忠人くんというか、忠人√の霧隠兄弟の感想でした。当て馬沼にはまりそうでこわいです。
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★宇喜多義家先輩
忠人君√では恋より成長に心打たれた私でしたが、宇喜多先輩は成長よりもときめきの方が勝りました!想像以上に良かった!!!!自立してない男なんて興味なかったのに何故~????
宇喜多先輩の一番アツイところは、思う存分尽くさせてくれるところ!宇喜多先輩、通常時もメロメロ時もずっと怠惰で甘えん坊なのがかわいいんですよ。メロメロ状態のとき、「俺のことを独り立ちさせようなんて考えないで。」って真剣なまなざしで言うのが面白すぎる…はずだけど、梶ボイスが絶品すぎて笑えん。普通に良いと思ってしまう。悔しい。
本編では荷車で178㎝の先輩を運ぶことになるし、魚の骨とって食べさせてあげたり、介護しまくります。物語中盤で「(あんたがいないと)不便」と言われた時は激しく傷つきましたが、モブ女子生徒にほっぺのご飯粒取られそうになったとき、嫌がって「片桐に取ってもらう」って言い出したシーンめちゃすこなので許しました。こーーーーんなに沢山世話を焼いても、「母親みたいで恋愛感情湧かないんだよね」とか言わないどころか、好きになってくれる!!それってすごすぎない??
宇喜多先輩のいいところは甘えん坊なところ以外にもあります。
本当は忍者としての実力があり、スイッチさえ入れば頼りがいがあること。小早川のことを3年間ずっと想い続けて部屋中巻物になるくらい、情に厚くて愛とか友情が重いところ。そして極めつけに、「だってあんた、俺のこと好きでしょ」
はいきた~~~~主人公の好意を分かってる系のキャラ好きすぎるので宇喜多沼に片足突っ込んだ。
この√、冷静に考えるとかえでちゃんが母性本能強すぎて面白いですよね。家族がいないかえでちゃんが頼ってくれる宇喜多先輩のお世話に夢中になってしまう様子は、面白い反面、お世話依存の蔵人に似たものを感じて心苦しくもありました。でも、二人は結ばれたのでOKです!宇喜多先輩もかえでちゃんのためになら動くって言ってたし!
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みなさんはどっちのダメ男がタイプでしたか?努力してできる男に花開いていく忠人くんと、やればできる人だけど甘えたがりの宇喜多先輩。
さて、つづいては真相に近そうな残りの二人を攻略していきましょう。